こんにちは! 名古屋市のギター、ボーカル、ウクレレなどの音楽教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今日は昨日の続き、シャンソンの演奏のお仕事に纏わる話。
今回の仕事場所は吹上にある「エルム」という名古屋で一番のシャンソンが聞けるお店。
もう何十年も営業していて昔は美輪明宏や永六輔、また世界的に有名な本場のシャンソン歌手とも縁がある、とても由緒あるお店です。お店の雰囲気は歴史を感じさせる老舗の劇場といった雰囲気。
通常シャンソンの伴奏はピアノかギターなのですが、実際はほとんどピアノでやっているとのこと、ギターは珍しいのでとても興味を持って接して頂いている感じがします。
でも演奏してみるとギターが珍しいのがわかります。結構難しいのです。演奏するようになってからわかったのですが、シャンソンには実はシャンソン好きの人も知らないかも知れない縛りがあります。それはシャンソンはノリが完全に白人ノリなのです。
これは後から聞いた話なのですが、傾向としてシャンソンが好きな人はジャズが好きでなくて、ジャズが好きな人はシャンソンが好きではないそうです。どちらも熱心な愛好家がいてそれなりにウンチクも持っていて性格も似ているような感じがするのですが・・・
ジャズとシャンソンは決定的な違いがあります。それは白人音楽か、黒人音楽かです。
なので例えば「枯葉」というジャズでもシャンソンでも両方で愛されている曲がありますが、聴き比べてみるとずいぶん違うのがわかります。
こちらがジャズの枯葉
こちらがシャンソンの枯葉
※もしかしたらジャズにもシャンソンにも馴染みのない方だとあまり違いがわからないかも知れませんが・・・・
なので例えばギターでソロを弾く時になってもジャズ特有のリズムやコードトーンはできるだけ排除して組み立てる必要があります。また伴奏も然りでシャッフルくらいなら良いのですがグルーブを出そうとすると慣れていないせいか、ボーカルの人と息が合わなくなります。
リズムも基本的には拍の頭でとるのでバリエーションを作るのも一苦労です。
またそれぞれのジャンルには独特な間がつきものなのですが、シャンソンも若干そういったものがあり、個人差が非常にあるため、いつも以上にボーカルの呼吸を感じながら曲を進める必要があります。
続きはまた明日に書いていきます。
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